会員コラム「私の宝」のご案内
本会発行の広報誌「宅建NEWS」にて連載中の会員投稿コラム「私の宝」。
毎号、会員の方が個人的に暖めてきた大切なことや、思い入れのあるエピソード、大好きな趣味や人生観を気ままに語っていただくコーナーです。
PWCフィッシングの魅力
彩西支部
株式会社 狭山台商事
マネージャー 長谷川 奨 さん
私の趣味である「PWCフィッシング」を紹介したいと思います。
PWCとはパーソナルウォータークラフトの略称で、水上バイクを指します。水上バイクにクーラーボックスや釣り竿を載せ、大海原で釣りをする。そう、これが私の趣味です。
2つの趣味のコラボ
当社代表でもある父に、小学生の頃に連れて行ってもらった船釣り。そこから釣りに魅了され、新潟でのマダイ釣り・知床での鮭釣り・神津島や銭洲での大物釣りなど……もう大変な域に(笑)
そんななかで諸先輩方に薦められ、水上バイクデビュー。初めてのツーリングで「釣り竿があればなあ……」なんてことを考えてしまい、2回目には釣り竿にクーラーボックスを載せ「釣ーリング」状態に。
PWCフィッシングは機動力を活かしたスピーディな釣りが可能なのも大きな特徴です。自身の操船で風を切って走る爽快感はボートとも異なり、釣りとはまた違った楽しみがあります。「乗って気持ちいい・釣って楽しい・食べて美味しい」こんな一石三鳥な趣味はなかなか無いのではないでしょうか。
シーマンシップ
毎年のように悪いニュースで水上バイクが取り上げられてしまう。
一部の悪質なユーザーが水上バイクで傍若無人にふるまう姿が目立つ一方で、それよりも圧倒的多数のユーザーがマナーを守って楽しんでいるということを知っていただきたいです。
私の実体験として、茅ヶ崎沖1kmほどの場所で水上バイク2艇で釣りをしていると、沖からカヤックがこちらへ向かってきました。
「陸から海への北風で、陸に戻れなくなった」とのこと。
カヤックに乗っていた方はかなり体力を消耗している様子だったので、釣りを中止して1艇で曳航、もう1艇でタンデム(2名乗り)し、茅ヶ崎港へ緊急入港。港に消防隊がいたので、引き継ぎました。釣り船に助けを求めたものの、相手にしてもらえなかったようです。PWCフィッシングをしていたから助けられた命だったと思います。
ときには目立たないところで、社会や誰かに貢献している水上バイクユーザーがいるのも知っていただきたいですね。
広報誌「宅建NEWS」No.188号(2024年7月発行)掲載